平下晃司

profile

所属球団
元近鉄バファローズ
元阪神タイガース
           元千葉ロッテマリーンズ
           元オリックスバファローズ
氏 名
平下 晃司(ひらした こうじ)
ポジション
生年月日
出身地
外野手
1978年2月1日
宮崎県

【球歴】

出身中学(出身チーム)
吾田中学校 軟式野球部
出身高校
日南学園(宮崎県)
出身大学
その他出身チーム

【プロ野球歴】

プロ野球入団
1995年 ドラフト5位 近鉄バファローズ
所属球団( )内は背番号
1996年~1999年       近鉄バファローズ
2000年~2004年途中    阪神タイガース
2004年途中~2007年途中 千葉ロッテマリーンズ
2007年途中~2008年    オリックスバファローズ
引退
2008年

【プロ野球(NBA)通算成績】

通算:13年
試合数 打数 得点 打点 安打数 二塁打数 三塁打数 本塁打数 盗塁 犠打 犠飛 四球 死球 三振 打率
319 692 100 64 169 23 6 12 21 22 3 46 6 162 .244

next stage

2009年~2010年  関西独立リーグ 大阪ゴールドビリケーンズ 選手兼コーチ
2010年~      豚肉料理「うかじ家 心斎橋店」開店
2010年~      平下晃司ベースボールアカデミー開校
【 店名 】
豚肉料理「うかじ家 心斎橋店」
【 住所 】
大阪市中央区東心斎橋1-11-13 心斎橋グランドビルB1
【 営業時間 】
18:00~23:00(LO22:30)
【 定休日 】
なし
【 電話 】
06-6252-2224
【 地 図 】
場所はコチラ
【 WEBサイト 】
http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27053679/

interviews

  • 真木
    「久し振り!こんな立派なお店をやりながら子供たちに野球の指導もしてるんだって?」
  • 平下
    「ありがとうございます、そうなんです。 ここのお店にも僕と野球の話をするのが楽しみで来てくださる人もいますし、週に1日だけ『平下晃司ベースボールアカデミー』って言って小学生と中学生に野球を教えてるんです」
  • 真木
    「人気者だね~」
  • 平下
    「そう言う訳じゃないんですけど、僕こういう性格だから、ファンの方たちにいろいろ話しかけてもらって聞かれると答えてあげたいんですよね。テレビではもちろんグランドの中の試合しか映らないじゃないですか。でも、その見えないところでは選手たちはどんな行動をしてるのか?とか、プロ野球選手ってどんな事をしてるんだろう?って、ファンの人達はいろいろと疑問を持ってるみたいなんですよ」
  • 真木
    「そうなんだ~。確かに俺たち経験者からしたら当たり前に思ってる事でも、経験してない人達からしたら、不思議な事とか興味のある事も多いだろうしね。こうやって自らお店に立ってるからみんな気軽に聞けるんだろうね」
  • 平下
    「そうですね。僕もそういうお店にしたいと思って始めたので気軽に話しかけてもらえると嬉しいんですよ。
    あっ、でも他の選手の事やプライベートな事なんかは迷惑を掛けたくないので、そういう質問には一切ノーコメントを貫いてますけどね(笑)」
  • 真木
    「結局4球団で13年間だもんな~、頑張ったよな」
  • 平下
    「ホントいろんな人とも出会う事が出来たし、いろんな経験も出来たし、すごく良い経験をさせてもらえたと思ってます。今後はそれをいろんな意味で多くの人達に伝えていきたいと思ってます」
  • 真木
    「そうだね。やっぱり何事も経験したものが強いよね。実際に経験してきた人だからこそ伝えられる事も多いと思うし、反対に伝えていかないといけないと思うね」
  • 平下
    「さっき言いましたけど、ここのお店に来てくれるファンの人達にも、もっとプロ野球の世界って言うのを知ってもらって興味を持ってもらえたら嬉しいですし、子供たちに指導をしてる事も、どうせ野球を頑張っているならその頑張り方とか練習の仕方とかを伝えていって、頑張る事の大切さや素晴らしさを知ってもらいたいと思うんです」
  • 真木
    「やっぱり平下も子供の頃からプロ野球選手を目指して頑張ってたの?」
  • 平下
    「それが僕は全然なんですよ~。宮崎の田舎だったので、そんなプロ野球って言う世界が自分の身近になるなんて想像もした事なかったですよ。あくまでテレビの中の世界でしたね」
  • 真木
    「そうなの?じゃあ子供の頃の夢って何だったの?」
  • 平下
    「パイロットになる事でした」
  • 真木
    「マジで~? それもそれで一昔前の『将来の夢』の定番に出てきそうだね~(笑)。 平下は野球はいつから始めたの?
  • 平下
    「僕は3歳上の兄貴がいるんです。その兄貴が野球チームに入った時に一緒に入りました。って言っても僕はまだ幼稚園でしたからね。ユニフォームは着て行ってましたけど、その頃は野球にはならずボール遊びでしたよね。やっと野球にもなって試合にも出だしたのは小学校3年の頃だったかな~」
  • 真木
    「そうなんだ~。しかし野球にはならないとは言え幼稚園の頃からユニフォームを着てたなんて早いね~。それで自分もプロ野球選手になりたい!って思うようになったのはいつくらいだったの?」
  • 平下
    「う~ん、小学校の6年生くらいかな。やっとチームでも活躍できるようになってから。でも、また中学でも注目されるような選手でもなかったし、自分がプロ野球選手になれるなんてイメージも出来なかったです」
  • 真木
    「それが、もしかしたら俺もプロに行けるかも?って思えたのはいつくらいから?」
  • 平下
    「高校2年の頃ですね。同じ高校のエースピッチャーを目当てにプロのスカウトが試合を見に来てた時があったんです。その時にたまたま打てて、後から監督から『スカウトが平下の事を良い選手だ』って言ってたぞって聞いたんです。その時に初めてですかね、もしかしたら・・・って望みを持てたのは」
  • 真木
    「小学校、中学校では注目されるような選手じゃなかったのに、高校ではスカウトにも評価されるようになったのは、やっぱりそれだけ練習したから?」
  • 平下
    「そうです。高校の時はホントにヤバいくらい練習しました。 と言うのも、高校入学前に監督と約束をしたんです。高校3年間、監督の出す練習メニューを毎日欠かさずにやり遂げる事って。それが約束できるなら来い!ってね。
    そんな約束をしたもんだから、ホントにヤバかったです」
  • 真木
    「それだけ練習してスカウトからの評価も高かったし。ドラフトも楽しみに待ってたんだ?」
  • 平下
    「それもまったくですよ! 正直、ある社会人野球チームに行く事も決めてましたし、ドラフトで指名されるなんて聞いてもなかったんで、実はドラフト会議の時は学校にいなかったんです」
  • 真木
    「マジで? そんなドラフトもあるんやな~。 じゃあ、よく聞くような、ドラフトが始まって記者会見場とかで待ちながらドキドキするような事も経験してないんだ?」
  • 平下
    「はい、してないですね。 後からスカウトの人に聞いたんですけど、僕のドラフト指名ってドラフト会議中に推薦してくれて指名をしたらしいんです。
    僕の年って、当時PL学園の福留孝介君がいたんですよ。1位指名を7球団で競合して、見事近鉄がクジを引き当てたんですよね。そしたら監督や球団のお偉いさんたちが、ドラフト会議も終わる前から早速福留君に指名あいさつに行くと言って、ドラフト会議に出席していた数人のスカウトで残りの指名をしたらしいんです。それで僕の担当スカウトが推してくれて・・・」
  • 真木
    「へ~、それはすごいめぐり合わせだし、前もってドラフト指名を聞いてる訳もないか~。
    で、さすがにドラフト指名を受けたらプロの世界に挑戦する気になった?」
  • 平下
    「いえいえ、指名を受けても最初は俺なんか通用しないだろうって言って、家族にはプロには行かずに社会人に行く!って話したんです」
  • 真木
    「それがどうやってプロに行く決心をするようになったの?」
  • 平下
    「兄貴の一言でしたね。兄貴は僕なんかよりももっと本気でプロを目指して頑張ってたんです。でも長男と言う事もあって、高校を卒業するタイミングで野球はやめる事になったんです。そんな兄貴から『話がある』って部屋に呼ばれて『俺の果たせなかった事をやって欲しい」って言われて気が変わりましたね。普段はそんな事を言うようなタイプでもなかったから、尚更心に響きました」
  • 真木
    「そうなんや、なんか熱い話だな~。
    で、実際にプロに行ってどうだった?良い思いもあれば嫌な思いもあっただろうけど」
  • 平下
    「そうですね、とにかく人との出会いに感謝してます。4球団でやらせてもらえ、いろいろな選手やスタッフ、コーチなどにも巡り会えて、野球の意味でも人としての意味でもとても勉強になりました。その中でもやっぱり金本さんは特別でしたね。僕が一緒にやらせてもらった時はまだフル出場が続いてる時でしたけど、もちろん体のケアや練習は誰よりも考えてるんだな~と思いましたし、反対に、ご飯を食べに行ったりお酒を飲む時もしっかり飲みますし、変な言い方じゃなく遊びにも一生懸命な人だな~って思いましたよ」
  • 真木
    「嫌な思いの方は何かあった?」
  • 平下
    「嫌と言うのとはちょっと違いますけど、やっぱり家族には迷惑を掛けた事も多かったかな。トレードで引っ越しも多かったし、その日の試合やプレーが悪かったりすると家に帰っても雰囲気が悪くてケンカになってしまう事もありましたしね。
    最後オリックスで戦力外になってから、今後の野球の為にも一度アメリカの野球も経験したいって想いもあって嫁さんには相談して理解してもらえてたんですけど、やっぱり子供達にはまたパパが家にいないって寂しい思いをさせてしまう事があってそれはあきらめたんですよ」
  • 真木
    「それで、日本の独立リーグで選手兼コーチを経験してから、今の活動があるんだね? 実際に現役選手生活を終わって一般社会に出てどう?」
  • 平下
    「ホントに今まで何も知らなかったんだな~って思わされますね。たとえばお店も始めて名刺の交換をさせてもらう時も、今までそんな事すらした事ありませんでしたから、交換の仕方についても怒られてましたよ。お陰様でいろいろな人達に応援してもらえて、失敗しながら怒ってもらいながら勉強の毎日ですよ(笑)。
    その反対にお店をやりだして、僕なんかの事をたくさんの人に知ってもらえてて覚えてもらえてる事を実感できて、改めてすごいところで野球をやらせてもらえてたんだな~と思います」
  • 真木
    「今も『平下晃司ベースボールアカデミー』で子供たちに指導してると思うんだけど、これを見てくれてる全国の野球少年やその家族の人達にアドバイスをもらえますか?」
  • 平下
    「そうですね~、僕自身が引退してから思う事でアカデミーで言い続けてるのは『結果を意識しすぎない』事ですね。打席の中で、先に結果を考えたり求めたりすると普段の練習通りに出来なくなると思うんです。結果は後から付いてくるもの。打席の中では普段の練習通りに素振りをするつもりで。 試合でそうやって出来るためには、練習での準備が必要なんです。普段の練習で、常に試合のケースを想定して練習するんです。高校の頃から監督から言われていたのが『練習の為の練習は必要ない』でした。それからはバッティング練習でも何も考えずに打つ事はしませんでしたね。常に自分でアウトカウントやランナーを想定して声に出して練習してました」
  • 真木
    「そういう生の声を聞けて練習の仕方を教えてもらえるだけで大きな差になってくるだろうね。ほんの少しの違いだったとしても、それが毎日の練習で積み重なると時間が経つにつれ差は大きくなるよね。
    じゃあ最後に、これを見てくれてる皆さんに一言をお願いします」
  • 平下
    「う~ん、とにかく僕を見かけたら気軽に声を掛けてください。もちろんここのお店でもそうですし、それ以外でも! 皆さんが疑問に思う事や聞きたい事を教えてもらう事が僕にとっては勉強なんです。
    いろんな人と話が出来て、皆さんがどんな事を思ったりどんな風に考えてるのか?そんな話をたくさんしていきたいんです。
    そんなお店にしたいと思ってるんです」
  • 真木
    「そうなんだね~。 じゃあ俺もたくさん聞かせてもらおうか!平下が高校生の頃、どれだけ悪い高校生だったのか・・・とか(笑)」
  • 平下
    「ハハハ、話せる範囲でお願いします!」
  • 真木
    「今日はありがとう。またお互い頑張ろうな」
  • 平下
    「こちらこそありがとうございました」
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